12/3-12/18▷特別展|gift from….to….

2022年12月3日(土)~12月18日(日)
12:00~19:00 日曜は17:00まで 月・火休廊

12人のアーティストから贈りもの

gallery fuでは、12月3日(土)から12月18日(日)まで、12人のアーティスト〈青島綾音、アズミ紗羅、石山あゆみ、岩崎拓也、宇佐美織絵、小林大悟、近藤南、白谷琢磨、林樹里、宮川慶子、楊佳、VIKI〉の平面作品28点、立体作品8点を紹介する「特別展|gift from….to….」を開催いたします。
「天から与えられた才能」を人は「gift」と呼びます。しかし、その「gift」は周囲の環境に支えられ、自らの意思がなければ光りを放つことはできません。
コロナ、戦争、物価高、など不安な気持ちに襲われる2022年の暮れ。12人の気鋭のアーティストが放つ光は、わたしたちがいま見ている景色から違う景色へと気持ちを解放してくれるはずです。そこには作品と向き合う鑑賞者だけの特別な時間が流れ、そこでは作品の前に立つ「あなた」を想像し制作したアーティスト一人ひとりのていねいな想いに触れることができます。
現代美術からの贈りもの「gift from….to….」。ゆったりと流れる時間のなかでご自身の気持ちを作品に重ね、2022年の締めくくりとしていただければ幸いです。
gallery fu代表 鈴木智惠
※作品を所有していただいた方に、アーティストからのメッセージが入った「gift_box」をプレゼントいたします。

出品作家(50音順)と現在の制作スタイル
青島綾音/AOSHIMA Ayane
空間と時間、風景について考えながら絵画を制作しています。線と色彩で層をつくり、その重なりから生まれる絵画空間と現実の風景を重ね、空気や時間の流れ、手前と奥行きを感じ取れるような表現、作品を目指しています。近年の作品では、自分の見ている景色の範囲や目線、目の動きに意識を向け、焦点の合うところと合わないところを画面の中につくることで、瞬間的に感じた印象、風や温度、空気感をより捉えることができないか試行しています。
2017年 多摩美術大学美術学部芸術学科卒業
Instagram→青島綾音

アズミ紗羅/AZIMI Sarah
私は大学に通っていたころから植物と人物を交えた作品を多く描いていて、花が持つ花言葉・シンボルからイメージして作品にしていました。それから現在は次第に人間の神秘、自然の神秘から奥深くに眠っていた宗教思想を呼び起こして、独自のイメージや風景を描いて作品にしています。
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了
Instagram→Sara Azimi

石山あゆみ/ISHIYAMA Ayumi
私の作品に共通する重要なテーマは、人間や物事が持つ葛藤や複雑な心の揺れ動きを切り捨ててしまわないことです。
一つの物事の中に、一つでない感情や答えが共にあったり、時に片方が選ばれたり、選ばれた後も自分の中ではもう一方が消えないでいたり。
前へ前へと毎日生きていくためには邪魔なことなのかもしれませんが、整理されつくせない物事が、一つひとつの営みと共に日々の生活を紡いでいて、その間に希望があるのではないかと思っています。
2017年 東京藝術⼤学⼤学院美術研究科絵画専攻油画第四研究室修了
website→ayumi ishiyama

岩﨑拓也/IWASAKI Takuya
「秘密の花園」という言葉をきっかけに制作しています。私が用意した「空間」に住む、居る、モノ、コト、の、小さな秘密の居所を作ります。
2022年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画技法・材料研究分野修了
website→絵画ときのこ職人の松人

宇佐美織絵/USAMI Orie
社会問題などに興味があり、そのメッセージ性と視覚的なエンターテイメントが両立した、スムーズなコミュニケーションができる作品を模索しています。
2022年 東京藝術大学大学院デザイン専攻視覚伝達研究室修了
Instagram→ORIE

小林大悟/KOBAYASHI Daigo
日常のなかで言葉に落とし込めずに抱えてしまった感覚を、日本画材である「岩絵の具」の持つ物質感を手掛かりに画面に描き出しています。制作過程で生じた絵具の重なり・にじみによる偶然性にも反応し、触発されることで絵のなかに不可思議な”いきもの”が立ち上がります。
2014年 多摩美術大学大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業
website→KOBAYASHI-DAIGO WEB SITE

近藤南/KONDO Minami
夢のことなのか、現実に起こったことなのか、それとも幻だったのか。
思い返してみても、未だにあれはなんだったのだろう、と思う出来事がある。
それらは余りに突然やってくるため、私はいつも呆気に取られ、その落とし所が分からない。
分からないからいつまでも、心の中をゆらゆらと漂っている。
それは幾分、気持ちが悪い。
だから分類不明のそれらを掴んで、形にしてみる。
気持ちの悪さは払拭されるか、はたまた更なる何か別の感情を引き起こすのか。
怖いもの見たさで、挑戦してみることにする。
2013年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
website→MINAMI KONDO

白谷琢磨/SHIRATANI Takuma
“人間”をテーマに様々な視点から自分の感覚を確かめるような制作をしています。素材と形の差異を感じた時に生まれる思考、またその背景にある事柄を用いての作品化を試みます。
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
website→TAKUMA SHIRATANI

林樹里/HAYASHI Julie
「影」や「おのずから現れるもの」をテーマに、伝統的な日本画の技法・材料を用いて植物や風景を描く。実際に山や森へ赴き、時にテントを張って昼夜を過ごしドローイングや取材を行い、その場で感じた風や音を作品に込める。また、作品に付随する詩作も行う。
2019年 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復研究領域(日本画)博士課程修了
website→林樹里 Julie Hayashi

宮川慶子/MIYAGAWA Keiko
ヒトおよび動物たちの生命のありかたについての思いや、小さくか弱い存在への共鳴や共感を平面、立体、インスタレーション、詩作などさまざまなメディアを使って制作を行う。
2016年 東京造形大学大学院美術研究科美術研究領域修了
website→Keiko MIYAGAWA

楊佳/YANG Jia
夢や幻想、内的なる世界の銅版画表現を中心に制作しています。
2019年 多摩美術大学美術研究科版画専攻博士前期過程修了
website→Yang Jia

VIKI/ヴィキ
日常的で記憶に残らないような時間や消費行動を「時間のささくれ」とし、情報社会に生きる自分自身と他者との関わりを考察しながら制作をする。
2022年 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業
website→Viablekids.