10/5-10/16▷青木飴色|あの雲はいつかの君の涙 That cloud is your tears from one day in the past

2022年10月5日(水)~10月16日(日)
12:00~19:00 日曜日17:00まで 月・火休廊

いのちの循環

八百重硝子 Yaoe Glass 202208021430
制作年:2022 素材:Oil on cotton サイズ:18×13cm厚み2cm

 gallery fuでは、10月5日(水)から10月16日(日)まで、青木飴色の個展「あの雲はいつかの君の涙 That cloud is your tears from one day in the past」を開催いたします。
 青木飴色は、東京ガラス工芸研究所でガラス造形を学び、その後東京藝術大学大学院美術研究科へ進む。ガラスを主体とした工芸をはじめとした、さまざまな領域を横断する美術を習得し、現在、活動はガラスを用いた立体造形作品と並行して、油彩画など平面作品も手がけ、素材に執着しない表現方法を模索している。
 素材だけでなく彼女の興味は美術の領域に止まらない。お米を収穫することを目標に自身でも稲の苗を育てたり、蝶を飼育して観察したりしつつ、常に自然に対する畏敬の念を忘れることはない。作品からは、自然観察や体験を通して実感する自然観、社会観の上にあるがままの人間の姿を重ねる青木の真摯な姿勢を感じ取ることができる。
 本展覧会は、いのちの循環をテーマに、平面作品や立体作品を用い、詩的な空間を構成していく。
 人は亡くなったら“無”になるのだろうか? 祖父母の死をきっかけにいのちについて考えるようになり、迷い、思考しながら、肯定的にいのちと向き合う彼女独特の世界観をお楽しみいただきたい。
gallery fu代表 鈴木智惠

「またいつでも会えるよ
わたしはいたるところに
君はあの雲の中にも
新しいいのちの中にも君が
すべてが廻り
草木は芽生え
枯れたのちには みみずと土が
皆みながしあわせにありますように」
青木飴色

青木飴色/AOKI ameiro
福島県南相馬市生まれ。祖父2人が韓国人、祖母二人が日本人というルーツを持つ。様々な素材を用いた立体、平面作品を制作。
1987年 福島県南相馬市生まれ
2009年 東北学院大学文学部英文学科卒業
2009年から2015年まで韓国ソウルに住む 高麗大学文系大学院修士課程修了
2017年 東京ガラス工芸研究所応用科修了
2019年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了

主な活動
2020年 個展「観察日記」artspacekimuraASK?P/東京
2020年「藝大の猫展vol.2」藝大アートプラザ/東京
2021年 二人展「青木飴色・田中綾子|透明な毎日に」gallery fu/神奈川
2021年「旅展」藝大アートプラザ/東京
2021年 図鑑展「ワンダーランド!」藝大アートプラザ/東京
2021年「TOKYO GEIDAI ART FES BY AUGMENTED REALITY IN 善通寺」/香川
2022年「Art Jungle藝大 動物園」藝大アートプラザ/東京
受賞
2021年「東京藝大アートフェス 」ゲスト審査員特別賞(秋元康氏)