9/9-9/20▷のえのん|Glycogenolysis

2026年9月9日(水)~9月20日(日)
12:00~19:00 日曜は17:00まで 月・火休廊

触れて楽しむホワイトノイズ

gallery fuでは、9月9日(水)から9月20日(日)まで、のえのんの個展「Glycogenolysis(グリコーゲノリシス)」を開催します。
2026年に多摩美術大学を卒業、現在、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻に在籍するのえのん、これまで「音」と「彫刻」の融合をテーマに制作してきました。それをさらに進化させた本展で着目するのは、「ホワイトノイズ」です。
ホワイトノイズ(白色雑音)とは、幅広い周波数の音が均等に含まれた音で、テレビの砂嵐や換気扇から聞こえる「サーッ」「シャーッ」といった音がその一例です。周囲の雑音を覆い隠す「サウンドマスキング」として、睡眠やリラクゼーションのためにも用いられています。
のえのんは、そのホワイトノイズを、2〜3歳児向けにつくられた玩具の反復音から生み出します。
一定のリズムを繰り返す幼児向けの玩具。その音をギターエフェクトに通すことで、規則的だった音は揺らぎを帯び、不規則な音響へと変質していきます。
安心や親しみを感じさせる「繰り返し」と、予測できない変化を孕んだ「揺らぎ」。相反する二つの性質が交差するところに、のえのんはホワイトノイズを立ち上げます。
規則的な音は、どこまで変化するとノイズになるのでしょうか。
そして、ノイズは本当に「無秩序な音」なのでしょうか。
本展では、作品をただ聴くだけでなく、実際に触れ、演奏することができます。
玩具から生まれる反復音が、エフェクトを通過することで別の音へと変わっていく。
その変化を身体で感じながら、「安心」と「不規則性」のあいだに立ち上がる音を、ぜひ体験してください。

gallery fu代表 鈴木智惠


ステートメント のえのん
本作は、一定の音によって生成されるノイズなのか、あるいは不規則な音の集積によって立ち現れるノイズなのか、その境界を問い直す試みである。作品では、2〜3歳児向けに設計された反復音を鳴らし続ける玩具を用い、その音をギターエフェクトによって変質させ、ホワイトノイズへと変換する。幼児向け玩具が発する連続的で規則的なリズムは、反復的な知覚を通じて「安心」や「親しみ」を形成する装置として機能している。一方で、本作で使用されるギターエフェクトは、同一の状態を完全には再現できない偶発性を含み、揺らぎや不規則性を伴った音響を生成する。つまり、規則性によって安心へ接続される音と、制御不能な変化を孕んだ音響とが交差することで、持続するノイズが立ち上がるのである。本作は、ノイズを単なる無秩序として捉えるのではなく、「一定性」と「不規則性」という相反する構造のあいだに生起する現象として提示する試みだ。

のえのん/NOENON
2003年 東京生まれ。
2022年 多摩美術大学 入学
2026年 多摩美術大学 卒業
2026年 東京藝術大学大学院彫刻科在学中
主な個展
2025年「Made in」gallery fu/横浜
2024年「ミクロ微粒子のドーナツ」gallery fu/横浜
2021年「CUBE」箱根湯本ホテル/神奈川
主なグループ展
2026年 「東京五美術大学 連合卒業・修了制作展」国立新美術館
2026年 「装置」東京藝術大学大学院 彫刻科ギャラリー
2025年 「IZUMIWAKU PROJECT から MMIX PROJECTへ」Space Zero. こくみん共済 coop
2025年「第一回レジデンス成果展」NAAARU gallery
2025年「アライブ!展」BankART Station
2025年「多摩美術大学創立90周年記念事業EXPLOSION & EXPANSION 爆発と拡張── 多摩美術大学の制作の現場から」BLUE CUBE
2024年 特別展 「gift from…to… 」gallery fu/横浜
2023年 特別展| gift from…to… 」gallery fu/横浜
2023年「TUB」東京ミッドタウン 52F/港区
主なキュレーション
2025年「湯在ーyuzaiー」箱根湯本ホテル/神奈川
その他の活動
『NoJe』 設立
Today at Apple「Apple表参道店」

ハンドメイドブランド『RANGE』 設立
インタビュー
NOENON 1st album「OPERATION」リリース「Creators Love Safty マイナビニュースインタビュー」、「ch FILES インタビュー掲載」
「広島県・ TikTok Japan の連携による成年年齢引下げに伴う消費者トラブル啓発動画制作」
TV
『テレビ朝日 ロンドンハーツ』 素材提供
『東海ラジオ放送』 出演
『NHK 総合テレビ「未来王 2030」』 出演
『イオンモール デジタルサイネージ』 自作動画 全国 71 モール 4 週間 放映
その他
楽曲リリース『フィロリーザプンクタータ』
単独ファンミーティング『ZUUUM』角座 /新宿 参加者 120 名
『読売中高生新聞』 掲載 全 4 回
YouTube チャンネル開設(現在登録者 40 万人)
総動画投稿数 4495 本 総視聴回数 525,263,520 回(2024.1 現在)