4/22-5/3▷井上聖太個展|しぶしぶ、受け入れざるを得ない
2026年4月22日(水)~5月3日(日)
12:00~19:00 日曜は17:00まで 月・火休廊
日常を描写するとは、手のなかからこぼれ落ちていく砂を
ていねいにすくい取るような行為である。
【集積】 やわやわ 2026年 410 × 318(mm) oil, pencil, color pencil on canvas
gallery fuでは、4月22日(水)から5月3日(日)まで「井上聖太個展|しぶしぶ、受け入れざるを得ない」を開催いたします。昨年に続き2回目となる本展では、油彩画を中心に、映像や立体作品を交えた構成で作家の現在地を探ります。
日常に潜むコンプレックスを主題としてきた井上は、自身の「説明すること」や「コミュニケーション」への苦手意識を吐露します。SNS等で言葉による発信が過熱し、過度な言語化能力が求められる現代。そこでは言葉を巧みに操る者が優位に立つという認識が強まっています。その一方で、「ビジュアルシンカー」と呼ばれる、言語ではなく主に頭の中のイメージや図像によって思考し、記憶する人々の存在も知られています。井上の制作姿勢には、こうした傾向が色濃く表れているのかもしれません。
本展において、彼は日記を綴るように日常を一度「文字化」し、それを再び「絵」へと変換していきます。言葉とビジュアル、それぞれの役割を往還しながら、言語ではすくいきれない世界の輪郭をかたちづくる試み。それは「もっとうまく言葉にしたい」と願う理想の自分と、それが叶わない現実の自分を、タイトルどおり「しぶしぶ、受け入れていく」過程でもあります。
作品として具現化された悩みと個性は、あなた自身が見て見ぬふりをしてきた何かを、そっと浮かび上がらせてくれることでしょう。
gallery fu
代表 鈴木智惠
井上 聖太/INOUE Shota
2001年 鹿児島県南さつま市出身
2025年3月 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒
主な展覧会
2025年 井上 聖太個展「息を吐くところから始まる」-gallery fu/神奈川
2024年 石川貴大・井上聖太 二人展「爆奏」-gallery fu/神奈川
2024年 東京芸術大学美術学部絵画科油画3年展「INTRO1」-代官山ヒルサイドテラス/東京
2023年「gift from….to….」-gallery fu/神奈川
2023年「Project_Panorama」四六gallery/東京
2023年 東京芸術大学油画専攻学内賞受賞者展「EARTH.」-東京藝術大学絵画棟/東京
2022年 東京藝大油画2年三人展「鹿児島侵略計画」-レトロフトMuseo/鹿児島
2022年 井上聖太個展「お花畑を見つけて」-gallery HINGE/鹿児島
受賞歴
2023年 安宅賞受賞
