10/19-10/30▷すぎやまあるく|Lonely god
2022年10月19日(水)から10月30日(日)
12:00~19:00 日曜日17:00まで 月・火休廊
私は不完全な神で愚かな信者です。
I am imperfect god and stupid believer.
自分を信じきること。
gallery fuでは、10月19日(水)-10月30日(日)まで「すぎやまあるく|Lonly god」を開催いたします。
すぎやまあるくは、今年春に東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業、現在東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻に在籍しています。子どものころに見たものの記憶が大人になって思い返してみるととても不気味に感じたり違和感を覚えることに着目、大学の卒業展では、そのギャップを空想上の生き物にたとえ作品化した「TRAUMA」を発表し大きな注目を集めました。
本展覧会「Lonely god」では、「ほかの誰でもない唯一の自分を愛しときめき続ける人生のため、私は「最高の神」になる。」と言い切ります。一見傲慢にもとれるこの言葉ですが、なぜ彼女がこのような意志表明をするのかは、昨今の社会状況を鑑みると納得させられます。情報量が格段に増え、同時に多様性が重視され、社会は多種多様な価値観や考え方を受け入れる方向へと動いています。そのときに信じる拠り所はどこにあるのか?
すぎやまは、自身の作品から一人でも勇気を持ってもらえたら、と考えます。そんな彼女のメッセージを受け取っていただきたいと思います。
gallery fu
鈴木智惠
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私にとっての幸せを感じるのは私自身だ。
私にとっての苦しみを感じるのは私自身だ。
私こそが私の世界をつくるのだ。
私は、不完全な神様であり愚かな信者なのだ。
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ほかの誰でもない唯一の自分を愛しときめき続ける人生のため、私は「最高の神」になる。その姿は、はたから見たら滑稽で惨めだろう。しかし、私は、自分を信じ、祈り、誠実に生きる。今はまだ神様になりきれない不完全な神様と愚かな信者である私の姿を見てほしい。そして見た人にも強い神様になってほしい。
すぎやまあるく
すぎやまあるく/SUGIYAMA Aruku
静岡県出身 12月26日生まれ
2022年 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
2022年 東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻在籍
形のない自身の感情に形を与え物理的に触れ合い愛でるというコンセプトの「歪な怪物」シリーズや、自己愛、生死観をテーマに平面や立体など幅広い表現で制作している。また子どもだけでなくどの発達段階にもアプローチできるような美術教育について研究している。
主な活動
2022年「杉山明博・造形とデザインの世界展 発想の道具箱」賛助出品 小海町高原美術館/長野・小海町
2022年「藝大 Art Journey」展 第3期 メトロ文化財団賞受賞 メトロ銀座ギャラリー/東京・銀座
2022年 企画展「毒展 Vol.2」AA ANNEX GALLERY/神奈川・横浜中華街
2020年「cells -illustration- vol.21」DESIGN FESTA GALLERY/東京・神宮前
2020年「藝祭2020」オンライン開催
2020年 藝大デザイン科課題成果展「アフターコロナのユートピア」GOOD DESIGN Marunouchi/東京・丸の内
2020年 個展「20th Sugiyama Arurk -oyakarako-」Cafe+Gallery Fran/静岡・沼津
2019年 藝大有志企画展「Re:vival」DESIGN FESTA GALLERY/東京・神宮前
2019年「藝祭2019」東京芸術大学上野校他/東京・上野
2019年「木のおもしろワールド 杉山明博造形の世界」賛助出品 米沢市上杉博物館/山形・米沢市
2019年 東京藝術大学学生による「荒川・利根川・多摩川」作品展 埼玉県立 川の博物館/埼玉・寄居町
2019年 特別展「mother2-平成の聖母子像」gallery fu/神奈川・横浜石川町
2019年「2019 モチハコブカタチ展 旅するカバン」世界のカバン博物館/東京・駒形
2018年「ごてんばアートクラフトフェア」出店 静岡・国立中央青少年交流の家/静岡・御殿場
2018年「藝祭2018神輿」大賞受賞
2018年「藝祭2018」東京芸術大学上野校他/東京・上野
2017年「第41回全国高等学校総合文化祭」宮城県美術館、仙台国際センター/宮城・仙台
2016年「静岡県高等学校総合文化祭美術工芸展」高等学校文化連盟優秀賞受賞/静岡