11/11–11/21▷小川淳写真展|ALIVE
2021年11月11日(木)~11月21日(日)
12:00~19:00 日曜日17:00まで 月曜休廊
そして再び、島へ。
奄美群島ー深い森、透き通った海、そこかしこから聞こえてくる鳥の鳴き声。そこでは動物や森や川だけでなく、浜辺の砂までもが生きているように感じられる。
gallery fuでは、11月11日(木)から11月21日(日)まで、奄美大島と加計呂麻島の自然をフィルムカメラで撮影した写真家、小川淳の写真展「ALIVE」を開催いたします。
4年前に訪れた屋久島で森の深く濃い生命の息遣いに魅せられ、以来、自然を被写体にその言葉にし難い魅力を撮り続けている小川淳、昨年は島を離れてアリゾナの大地にカメラを向けた写真展「自然回帰」を開催。そして今年2月、ホエールウォッチングを兼ねて訪れた奄美群島で、その「深い森、透きとおった海、そこかしこから聞こえてくる鳥の鳴き声。そこでは動物や森や川だけでなく、浜辺の砂までもが生きているように感じられる」豊かな自然をフィルムに収めてきました。
本展覧会は、奄美群島のなかの奄美大島と加計呂麻島の自然風景やそこに生息する生き物を写した23作品で構成します。そこに現れる海や川、そして雲の流れ、鳥の囀りなど、それらの息遣いが聞こえてくる小川淳の写真展「ALIVE」をぜひご高覧ください。
展示作品23点
35mmフィルム作品、202×253mm、印画紙(発色現像方式印画)21点
4×5インチモノクロフィルム作品、11×14インチ、バライタ印画紙(ゼラチンシルバープリント)1点
4×5インチモノクロフィルム作品、20×24インチ、バライタ印画紙(ゼラチンシルバープリント)1点
展覧会によせて|小川淳
奄美大島には深い森と透き通った海があって、鳥の鳴き声がそこかしこから聞こえてきました。 奄美で特に心を奪われたのは、奄美大島の南部の嘉徳地区の海岸や砂浜や、護岸工事のされていない 自然の姿のまま、砂浜をつくって海へと流れてゆく嘉徳川や、嘉徳の森でした。
「私には動物や森や川だけでなく、浜辺の砂までもが生きてるように感じられました」 そんな想いを込めて、本展覧会と2022年刊行予定の写真集のタイトルをともに「ALIVE」としました。
小川淳/OGAWA Jun
フォトグラファー、経理コンサルタント
神奈川県出身
2016年に以前から憧れていた屋久島へ行くことを決め、登山を始める。
その後、一眼レフカメラ(Pentax K-70)を購入して本格的に写真撮影を始める。
2度目の屋久島で、その奥深い森に魅せられ、自ら製本まで手掛ける写真集「Yakushima Forest」を刊行、以降も年に数回屋久島に通い、森や樹々、山岳風景、岩などの撮影を続けている。
2018年から2019年までゾーンシステム研究会に所属、ゾーンシステムを使った大判カメラでの撮影からプリント制作までの技法を学ぶ。
また、2018年に御蔵島で野生のイルカと泳いで撮影したことをきっかけに、イルカやクジラにも関心を持つ。
屋久島、御蔵島のほか、小笠原諸島、アメリカ・アリゾナ、奄美群島を旅しながら、35ミリフィルムカメラと4×5インチフィルムカメラを使い自然をテーマにそのありようを撮影している。
写真をめぐる旅行記「カメラを持って地球を旅する日記」をAmebaブログに掲載中。
また、現在、奄美群島の自然を綴った写真集『ALIVE』刊行を目的としたクラウドファンディングを実施中。
主な活動
2021年 クラウドファンディング
「写真集を出版して、奄美の自然の美しさを伝えたい」
いま奄美諸島が世界遺産に登録されたことで、多くの方がその自然の美しさを目にされることと思いますが、私自身も、微力ではありますが、自然の姿をそのまま残した奄美の川や、海や森や動物の姿に触れて感じたことを、写真をとおして少しでも多くの人に伝えたいと思いました。写真集には、奄美大島の嘉徳の森と海、大瀬海岸、金作原原生林、そして加計呂麻島で撮影した自然風景の写真を掲載する予定です。ぜひ、プロジェクトの内容をご覧ください。
詳細はこちらから
個展
2018年「屋久島の森」Gallery Ponto15/京都・木屋町
2018年「Yakushima Forest」絵本屋カフェボローニャGallery/東京・飯田橋
2018年「屋久島の森」じゃらんじゃらんPARK/東京・小平
2019年「御蔵島のイルカ」じゃらんじゃらんPARK/東京・小平
2020年「自然回帰」gallery fu/神奈川・横浜
2021年「flow」Gallery Cafe George/東京・祖師谷
グループ展
2018年 ゾーンシステム研究会第22回写真展「光への探究」アイデムフォトギャラリー・シリウス/東京・新宿
2019年「銀の粒に惚れ、ピクセルにときめく」gallery fu/神奈川・横浜
2019年 ゾーンシステム研究会第23回写真展「光への探究」ポートレートギャラリー/東京・四谷
作品集
『Yakushima Forest』2018年刊
『ALIVE』2022年刊行予定