4/29-5/21▷海老塚耕一|にぎやかな身振り -ドローイング-
4月29日(土)〜5月21日(日)
12:00〜20:00 日曜日は18:00まで 入場無料 月曜日休廊
イメージが見つかる。そこから言葉が生まれ、線となり、形となる。
gallery fuでは2017年4月29日(土)から5月21日(日)まで「海老塚耕一|にぎやかな身振り -ドローイング-」を開催いたします。
彫刻家、版画家として活動する現代美術作家、海老塚耕一は、川の音を聞き、風に触れながら制作を行っています。木を素材に用いることの多い彫刻作品は巨大な空間を出現させ、銅版画を含む近年の作品は風や水をテーマにしているものが多く見られます。木や鉄という確かにそこに「ある」素材を用いることによって、逆に「目に見えること、言葉にできることの外側」を探し出そうとしているように思えます。そしてその行為の元となるのがドローイングです。
イメージが見つかり、そこから言葉が生まれ、線となり、形となります。
今展覧会では、大小合わせて81点のドローイングを展示いたします。躍動感あふれる思考の源流を楽しんでいただきたいと思います。(gallery fu代表 鈴木智惠)
海老塚耕一/Ebizuka Koichi(現代美術作家, 彫刻家, 版画家)
多摩美術大学 美術学部 芸術学科教授
1951年 横浜市出身
1979年 多摩美術大学大学院美術研究科修了
主な活動
1986年「第6回インドトリエンナーレ」ゴールドメダル受賞(インド・ニューデリー)
1987年「第19回サンパウロ・ビエンナーレ」出展(ブラジル・サンパウロ)
1989年「第4回アジアン・アート・ビエンナーレ」最優秀作家賞受賞(バングラディシュ・ダッカ)
1991年「第15回平櫛田中賞」受賞(岡山・伊原市立田中美術館/東京・日本橋高島屋)
1997年「モンドマルサン彫刻展」出展(フランス・モンドマンサル)
1997年「インサイド」出展(ドイツ・カッセル)
1999年「第5回瀬戸田ビエンナーレ」作品設置(広島・瀬戸田町)
2001年「第19回現代日本彫刻展」神奈川県立近代美術館賞受賞(山口・宇部市野外彫刻美術館)
2002年「海老塚耕一展 -眼差しの現象学-身体・素材・記憶」(神奈川・神奈川県民ホール)
2003年「第14回タカシマヤ美術賞」受賞
2003年「大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ2003」作品設置(新潟・十日町市、津南町)
2007年「絵画・彫刻・今 そして明日へ 海老塚耕一展」(神奈川・かわさきIBM市民文化ギャラリー)
2007年「海老塚耕一展 混合の記憶-水と風の運動より」(富山・入善町下山芸術の森発電所美術館)
2009年「海老塚耕一展 呼吸する風の肖像」(群馬・渋川市美術館)
2012年「海老塚耕一展 風、扉は閉まっていると水に語る」(愛知・中京大学アートギャラリー)
2013年「海老塚耕一 水辺に佇み、風に触れる」(神奈川・カスヤの森現代美術館)
2014年「海老塚耕一 境界へ、水と風から」(神奈川・横須賀美術館)
2015年「第92回春陽展」岡鹿之助賞受賞(東京・国立新美術館)
2017年 海老塚耕一「励起する表面」作品を触れる・見る・感じる(東京・八王子夢美術館)
ほか、国内外での個展開催、国際展、グループ展出展多数