5/7-5/18,5/21-5/21▷Mcollective|ホワイトアウトー霧の向こうにー
Part.1▷2025年5月7日(水)〜5月18日(日)
12:00~19:00日曜17:00まで月・火休廊
コムロヨウスケ|現代美術家
白谷琢磨|彫刻家
藤田卓実|現代美術家
Part.2▷2025年5月21日(水)~6月1日(日)
12:00~19:00日曜17:00まで月・火休廊
宇佐美織絵|デザイナー
坂間真実|現代美術家・映像作家
先の見えにくい世界だからこそ考える 私たちの未来。
gallery fuでは、5月7日(水)から5月18日(日)までの「Part.1」と、5月21日(水)から6月1日(日)までのPart.2の2部構成で、M collectiveによる展覧会「M collective|ホワイトアウトー霧の向こうにー」を開催いたします。
2024年5月にfuにおいて「WHITEOUT(ホワイトアウト)」というタイトルで今回の出展アーティスト5名プラス1名でグループ展を開催しました。先が見えにくい私たちの状況を雪や雲などによって視界が奪われてしまう気象現象「ホワイトアウト」と重ね合わせ『一旦立ち止まり、人間の「いま、ここ」と「これから」について考えてみる』ことを提案した展覧会でした。
私たちを取り巻く状況は変わらず混沌として見えにくくなっている、といっていいかも知れません。しかし、考えてみれば、未来がすっきりと見渡せて何の不安もない、という状況に人間はいたことがあるのでしょうか? 常に不安を抱えながらも前向きに進んできたのが私たち人間なのではないでしょうか? このようなときに、楽観的な言葉を用いることは無責任かもしれません。それでも、やはり未来は私たちが作るものです。一人ひとりが希望をもって未来を見つめ、諦めることなく想像してほしい、そんな願いを込めて今回の「ホワイトアウト」を企画しました。
ホワイトアウトの先に5名のアーティストが何を見ているのか、ぜひ楽しみにしていてください。
gallery fu代表 鈴木智惠
M collectiveとは
gallery fu代表・鈴木の呼びかけで集まったさまざまなバックグラウンド、制作方法を持つ6人の美術クリエーターや美術アーティストで結成。勉強会をとおし、議論を重ねながら作品制作、発表へとつなげていくスタイルをとる。想像力を働かせ穏やかに思考を巡らせることができるアートという表現方法を用い、未来の社会を考えていく。
Part.1▷2025年5月7日(水)~5月18日(日)
コムロヨウスケ/KOMURO Yosuke
決定的に先の見通せない世界であっても、明暗を分けるのは常に自分の内的世界である。自分の内的世界をカラフルで美しいものにすれば、おのずと外面も共振し、カタチを変えてゆく。このような考えを外面と内面の世界は常に一体であるというマンダラの概念を借りて、お花畑のようなカラフルなマンダラを作った。
1978年 東京生まれ
1999年 育英高専(現サレジオ高専)工業デザイン学科卒業
2004年 The Art Insutitute of Philadelphiaグラフィックデザイン学科卒業
2014年 グラフィックデザイナーの活動と並行する形で現代アート作品の制作を始める
主な活動
2025年「第2回伝えていきたい日本の美意識NeoJapan」阪急博多/福岡
2024年「TAGBOATARTSHOW」大丸東京/東京
2024年「TAGBOATARTFAIR」東京ポートシティ竹芝/東京
2024年「WHITEOUT」展 galleryfu/神奈川
2024年 個展「Line&Dots」テスタロッサギャラリー/東京
2024年 個展「empty」テスタロッサギャラリー/東京
2023年「MOTHERシリーズ第3弾 機械じかけのコウノトリはゲノムの海を渡る」展 galleryfu/神奈川
2023年「ARTFAIRGINZA」三越銀座/東京
白谷琢磨/SHIRATANI Takuma
設計図があったとて、到達すべき未来は一つだろうか。それ以外は失敗だろうか。
1994年 佐賀県生まれ
2019年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
主に木彫作品の制作、発表を行う。折り紙をモチーフとし、シンプルな構造ながら檜や漆、岩絵の具といった時代の風雪に耐えうる素材で制作することで、未来へと続く祈りに昇華させる制作を試みる。
主な受賞
2024年 第7回「Brillia Art Award 2024」大賞
2024年 千葉県「第1期アーティストフォローアップ事業」伴走型支援
2019年 第19回「アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション(AAC2019)」最優秀賞
主な個展
2025年「Departure -冒険の出発地点-」ハイアット セントリック銀座/東京
2025年「白谷琢磨展 UMA」DiEGO-omotesando/東京
2024年「白谷琢磨-祷鶴-」SEIZAN GALLERY TOKYO 凸/東京
2024年「HORI ORI INORI」ギャラリーマルヒ/東京
主な活動
2025年「第1期アーティスト・フォローアップ事業成果展」千葉県立美術館/千葉
2025年「いんすぴこれやん展Vol.6」パークホテル東京 Corridor Gallery34/東京
2024年「BSフジ「ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~」出演
2024年「gift from…..to…..」gallery fu/神奈川
2024年「沢工芸アートフェア」ギャラリーマルヒ/東京
2024年「日本×台湾 現代漆藝交流展」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA/神奈川
2024年「SHAFT」四季彩舎/東京
2024年「SICF25 EXHIBITION部門」スパイラルホール/東京
2024年「彫刻家 白谷琢磨×写真家 森田直樹展」ORIE ART GALLERY/東京
2024年「YICCA23」24 International Contest of Contemporary Artz/イタリア
2023年「讃岐國分寺 完全版大日如来坐像完成記念展 大森暁生と工房スタッフの仕事展」そごう横浜店美術画廊/神奈川
2023年「大森暁生と工房スタッフの仕事展」西武池袋本店美術画廊/東京
2023年「KONSHIN-TEN」gallery UG/東京
2022年「機械じかけのコウノトリ」gallery fu/神奈川
2022年「三日月 -MIKAZUKI-讃岐国分寺 大日如来制作プロジェクトで出会った作家たち」AMMON TOKYO/東京
藤田卓実/FUJITA Takumi
本作では単調であるか、あるいはクリアが不可能な迷路ゲームを作る。 多くのゲームでは、プレイヤーが事前に攻略法を見出せなくても「とりあえず遊んでみる」というアプローチで楽しむことが主流だ。 このゲームもまた、クリアが不可能な課題を提示するものではあるが、頭の中で解法をシミュレーションすることは可能である。 予測不可能な未来がもたらす複雑な問題に対し、可能性を探るしぐさとしてゲームという形式で考えたい。
1996年 北海道生まれ
2020年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
主な活動
2024年「WHITEOUT」gallery fu/神奈川
2023年 特別展「mother 機械じかけのコウノトリはゲノムの海を渡る」gallery fu/神奈川
2022年 特別展「mother 機械じかけのコウノトリ」gallery fu/神奈川
2019年 個展「正しすぎた振舞い」ギャラリー&BAR陳陳/東京
Part.2▷2025年5月21日(水)~6月1日(日)
宇佐美織絵/USAMI Orie
覚えていたい温かい思い出も、心をえぐられた経験も、目を背けたい現実も、きっと忘れてしまうなんてことない日常も、わたしを構築するためにどれも欠けてはならない大切なピース。きっと、あなたも。どうか、ピースが増えますように
神奈川県生まれ
2022年 東京藝術大学 大学院 デザイン科 視覚伝達研究室 修了
主な受賞
2021年「東京藝術大学 河北賞奨学金」授与
2020年「JAGDA国際学生ポスターアワード2020」入選
主な活動
2023年「gift from….to….」 gallery fu/神奈川
2023年「 機械じかけのコウノトリはゲノムの海を渡る」gallery fu/神奈川
2022年「 MOTHER 機械じかけのコウノトリ」gallery fu/神奈川
2022年「Art Exhibition “投票紙幣” by Orie Usam」i アートホテルBnA_WALL/東京
坂間真実/SAKAMA Mami
1902年のジョルジュ・メリエス監督の映画「月世界旅行」では、天文学者たちが大砲で撃ち出されるカプセル型宇宙船に乗り月に向かう。その67年後の1969年、人類は初めて月面に降り立った。 現在、月を巡る各国の覇権争いは激化し、2027年にはアメリカが月付近の宇宙活動を監視する専用の探査機を打ち上げる。
静岡県生まれ
2007年 東京藝術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻 修了
映像や写真から切り取られた小さな紙片を幾重にも貼り合わせ、新印象派のような 粒子の世界を表現するコラージュを制作。 インタビューや身体表現を記録する映像作家としても活動。
主な受賞
2017年「TRUE SPIRIT TOBACCO COMPANY 主催 FUTURE CULTIVATORS PROGRAM」入選
2014年 3331 千代田芸術祭 映像部門「10min.motion」入選
2013年「第87回装苑賞」入選
2012 年「第15回岡本太郎現代芸術賞」特別賞
主な活動
2024年「WHITEOUT」gallery fu/神奈川
2024年「VIKI×坂間真実|Xenos(クセノス)#3」gallery fu/神奈川
2022年「都市に棲む―池田修の夢と仕事」BankART Station/神奈川
2021年 個展「 ビデオ・レター」gallery fu/神奈川