12/7-12/22▷特別展|gift from….to….
2024年12月7日(土)~12月22日(日)
12:00~19:00、日曜17:00まで 月・火休廊
初日の12月7日(土)にご来場のかたには、ギャラリーからのささやかなプレゼントがございます(先着順で、なくなり次第終了いたします。あらかじめご了承ください)。どうぞお受け取りください。
アーティストから今年最後の心のこもった贈りもの
出品作家(50音順)
岩﨑拓也 宇佐美織絵 構想計画所 坂間真実 白谷琢磨 高橋健人 のえのん 林樹里 水野サイド Maja(マヤ)
展示作品|平面作品17点、立体作品10点
gallery fuでは、12月7日(土)から12月22日(日)まで「特別展|gift from….to….」を開催いたします。
「特別展|gift」(最初のタイトル)は、「天から与えられた才能“gift”を他の人に“gift”していく」というコンセプトのもと2017年から始まりました。
2020年は「gift」の解釈を「周囲の環境に支えられ、自らの意識によって開花させた才能」と変更し、展覧会タイトル「gift」の後ろに「from….to….」と言う副題をつけました。これは、アーティストからどなたかへという思いを込めたもので、それは現在も続いています。
現代美術からの贈りもの「gift from….to….」。ゆったりと流れる贅沢な時間の中で、ご自身の気持ちを作品に重ね、2024年の締めくくりとしていただければ幸いです。
※なお、作品をご購入くださった方には、作品エッセンスが入ったギフト・ボックスをプレゼントさせていただきます。
gallery fu代表 鈴木智惠
岩﨑拓也/IWASAKI Takuya
1988年 神奈川県横浜市生まれ
2022年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画技法・材料研究分野修了
最近の活動
2024年「Saturday Night Once More」WALL alternative, Marco gllery/東京
2024年「秘密の花園|珍獣図鑑」gallery fu/横浜
2023年「小さいおじさんの物語」gallery blue/東京
2022年「特別展|gift from….to….」gallery fu/横浜
2022年「岩崎拓也展」永井画廊/東京
2020年「第38回上野の森美術館大賞展」上野の森美術館/東京
2020年「日本の絵画2020」大賞
2020年「第38回上野の森美術館大賞展」入選
大人の私たちが忘れてしまった純真無垢な気持ち。そんな少し秘密めいていてワクワクする世界を油彩で表現してきた岩﨑が今回私たちに見せてくれるのは、「大人の逸品」とも形容できるような静物画。今までとは少し違った岩﨑ワールドをお楽しみください。
宇佐美織絵/USAMI Orie
神奈川県横浜市生まれ
2022年 東京藝術大学大学院デザイン専攻視覚伝達研究室修了
最近の活動
2024年「WHITEOUT」gallery fu/横浜
2023年「gift from….to….」gallery fu/横浜
2023年「mother 機械じかけのコウノトリはゲノムの海を渡る」gallery fu/横浜
2022年「Art Exhibition “投票紙幣” by Orie Usami」アートホテルBnA_WALL/東京
2022年「gift from….to….」gallery fu/横浜
宇佐美織絵は、暮らしをアイディアの起点とし、そこからほんの少しでも誰かの心が動き、ほんの少しでも誰かに優しくなれる作品を心がける。ウィットに富んだ中にしっかりとしたコンセプトをしのばせる。近年は、作品の素材に着目した新しい表現方法に挑み、さらに新しい顔を見せてくれている。
構想計画所
最近の活動
2024年「Weathering Project」gallery fu/横浜
2023年「Weathering」gallery fu/横浜
2022年「月の台座 − 島の定義から外れた岩礁の形象−」gallery fu/横浜
2021年「別名保存」gallery fu/横浜
2021年「想像力の転回」Plaza Gallery/東京
2018年「想像力の転回」GALLERY HASHIMOTO/東京
人間とは何か? 人間が棲まう世界とは何かを考え続けてきた構想計画所。花崗岩とその風化物である真砂土を用いた作品は、私たちの前に確固たる“もの”としての姿を現すが、“もの”として以上の“時間や空間を超えた世界”を想像させてくれる。
坂間真実/SAKAMA Mami
静岡県生まれ横浜市在住
2007年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了
最近の活動
2024年「Xenos#3」二人展 gallery fu/横浜
2024年「WHITEOUT」gallery fu/横浜
2023年「Xenos#2」二人展 gallery fu/横浜
2023年「機械じかけのコウノトリはゲノムの海を渡る」gallery fu/横浜
2022年「VIKI× 坂間真実|Xenos」gallery fu/横浜
2022年「MOTHER 機械じかけのコウノトリ」gallery fu/横浜
2020年「STILL LIFE/印象、寝室」SICF21・スパイラルホール /東京
映像や写真から切り取られた小さな紙片を幾重にも貼り合わせ、新印象派のような粒子の世界を表現するコラージュ作品を制作する坂間真実。日常の何気ない瞬間を切り取った作品は、幾重にも貼り重ねることによって、時間の積層とどこまでも続く空間の広がりを感じさせる。
白谷琢磨/SHIRATANI Takuma
1994年 佐賀県生まれ
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了
最近の活動
2024年「彫刻家 白谷琢磨×写真家 森田直樹ふたり展」ORIE ART GALLERY/東京
2024年「ひとつのすがた」ORIE ART GALLERY/東京
2024年「 YICCA 23/24 International Contest of Contemporary Art」イタリア
2023年「三日月 -MIKAZUKI- 讃岐国分寺 大日如来制作プロジェクトで出会った作家たち」AMMON KYOTO/京都
2023年 「LOVE+art+PEACE」gallery fu/横浜
2023年 讃岐國分寺 完全版大日如来坐像完成記念展 「大森暁生と工房スタッフの仕事展」そごう横浜店美術画廊/横浜
人間の成り立ちに興味を持ち、解剖学や社会学、進化論などの観点から人の心を探り彫刻作品を制作する白谷琢磨。近年の折り紙をモチーフにした木彫彩色作品など、確かな技術力に裏付けられた彼の彫刻作品からは、無我や無心仏像を作るかのような真摯なまなざしが感じられる。
高橋健人/TAKAHASHI Kento
1999年 神奈川県横浜市生まれ
2024年 東京藝術大学大学院日本画第二研究室在籍
最近の活動
2023年「unknown space」gallery fu/横浜
2023年「第71回東京藝術大学卒業・修了作品展」東京藝術大学/東京
2022年「魅せられて魅せる生命展」東京藝術大学/東京
2022年「よすがの会」耀画廊/東京
2022年「春の讃歌展」耀画廊/東京
2022年「芸大アートプラザ大賞展」東京藝術大学/東京
2022年「第40回上野の森美術館大賞展」上野の森美術館/東京
高橋健人は、日本画という素材と丁寧に向き合いながら日本画だからこそ描き出せる特性を追求する。しかし作品は、常にアグレッシブな思考を持ちさまざまな表現に挑む。本作品は、「祖母が描いた絵手紙を模写する」という性差や時間の流れを飲み込んだループ構造となっていて、私たちを不思議な世界へと誘い込む。
のえのん/NOENON
2024年 多摩美術大学在籍
最近の活動
2024年「のえのん|ミクロ微粒子のドーナツ」gallery fu/横浜
2023年「gift from….to….」gallery fu/横浜
2023年「TUB」東京ミッドタウン/東京
2021年 「CUBE」箱根湯本ホテル/神奈川
のえのんは、11歳からYouTube(のえのん)を始め、SNSを通じてクリエイティブな活動を続けてきた。2022年には多摩美術大学に入学し、現在、絵画や彫刻、音楽、映像作品など、多様な手法と素材を用いて表現活動を展開している。本作品では、彫刻など物質的なものの「カス」に着目し、それを音楽に置き換えた場合の「カス」とはどういうものなのか? その可視化を試みる。
林樹里/HAYASHI Julie
1989年 大阪府生まれ
2018年 東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学専攻保存修復研究領域(日本画)博士課程修了 博士(文化財)学位取得
主な個展
2024年「静寂の音をうつす」SHIZUKA BUILDING LOUNGE/大阪
2024年「‘noise reflection’Julie Hayashi solo exhibitio」アートスペース羅針盤/東京
2023年「noise in the shadow」Fitzrovia gallery/ロンドン
2023年「bruit dans l’ombres」Galerie Du Forez/パリ
2023年「林樹里展 -luftig-」上野松坂屋/東京
2023年「Art selection 林樹里 展」日本橋三越/東京
2022年 「林樹里 日本画展 -andante-」広島そごう/広島
2022年「東武秋の絵画市2022 林樹里 特集 -andante-」東武池袋/東京
2022年「reminiscence」kuromon sustainable square/東京
2022年「transient」Gallery Art Composition/東京
2021年「林樹里展」アートスペース羅針盤/東京
2020年「林樹里展」アートスペース羅針盤/東京
林樹里は、2023 年ポーラ美術振興財団在外研究員としてロンドンを拠点に10ヶ月間の研修を受け2024 年に帰国した。
その際にイギリス以外のヨーロッパも巡りながら、日本との違いに触れるとともに日本を改めて見直したと言う。
隠岐諸島に滞在し島々の浮かぶ海を望んで制作した本作品は、明け方に島と海の境が浮かび上がる光景を錫箔の上に墨と藍で描いた。
水野サイド/Mizuno SIDE
2022年 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 卒業
水野サイドは、「創造される時間と消費される時間」をコンセプトに、生と死、美と醜をテーマに制作。本作は「花と額縁」という概念をもとに、パネル、画布、糸、絵具の層が織りなす微妙な明暗の変化を通して、短命な恋を消費する行為になぞらえ、私たちに問いを投げかける。
Maja/マヤ
デンマーク・コペンハーゲン生まれ
2014年 コペンハーゲンビジネススクール 修了
最近の活動
2024年「20 Months」Frederick Harris Gallery at Tokyo American Club/東京
2024年「Upcycled art」Common kant/東京
2024年「Underneath」gallery fu/横浜
2023年「Japandy Universe」BETA 東京ギャラリー/東京
2022年「Golden Moments」Gallery Kvaser/コペンハーゲン
2021年「Development」ポートランド・タワーズ/コペンハーゲン
デンマーク人アーティストMajaは、2023年に来日し1年半を日本で過ごしこの夏に帰国した。Majaの絵画は主に抽象的な構成に焦点を当てており、他とは異なる独特の性質を持っている。《CLIMBING TO BE REUNITED》(再会登山)、《SWIMMING HOME》(泳いで帰宅)、《UNIGIRI Ballerina MINI》(UNIGIRIは日本の“おにぎり”のことだそう)という3作品のタイトルからもわかるように、彼女は日本が大好きだという。そんな日本への想いを込めた作品をぜひ堪能してほしい。