3/6-3/13▷東日本大震災から5年ー齋藤杏奈個展 |ノスタルジア

3月6日(日)〜3月13日(日)
12:00〜20:00日曜日は18:00まで 入場無料 月曜日休廊

福島県福島市で生まれ育った齋藤杏奈の個展。油彩画ほかを展示。

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  福島県福島市出身のアーティスト齋藤杏奈個展「ノスタルジア」を開催いたします。
齋藤杏奈は美術大学4年生を迎える春、2011年3月11日、帰省先の福島市で東日本大震災を経験しました。それから5年が経過した今、彼女は福島に、家族に、そして自分自身に、何を想うのだろう?

個展によせて
  ノスタルジアとは故郷に懐かしさを覚える一方その故郷に二度と戻ることが出来ないという恐れを抱く病である。既に私にとっての故郷とはもう訪れることのできない記憶の果ての土地なのかもしれない。
 (福島という土地は確かに現在も物理的に存在しているが、震災前の福島には過去に遡らない限り戻れない。以前のようなただ愛着と懐かしいという気持ちだけで故郷を語るためには震災にまつわる全ての出来事を自分の中で無かったことにするしかない。ただそれは出来ないし、私はしたいとは思わない。福島で過ごしていた十代の頃から比べて私自身も人間として経験を積み、確実に故郷は過去のものとなっている。今、故郷はいつまでも執着し求めてやまないものというよりも心が弱ったときに思い出す拠り所として私の中に存在している。)

  東日本大震災を経た2011年3月当時、生まれ育った故郷とは全く別の場所のように福島が私には見えていた。そしておおよそ震災後の一年間私はこの問題に作品を制作することで向き合っていた。そしてその課程で周囲の環境や自分の内面が変化を感じることで、死という普遍的なものとの日常の密接性を再認識し今を生きることこそが私の表現であるという結論に至ったのだ。
  今回の展示もまた、その表現の延長であるといえる。東日本大震災を経て私は、自分のアイデンティティの原点はあくまで福島にあることを思い知った。やはり故郷とは離れてこそ思うものであったのだ。

齋藤杏奈/saito anna

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1989年 福島県生まれ
2012年 女子美術大学絵画科洋画専攻卒業
2014年 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻洋画 修了
主な展覧会
2010年「トーキョーワンダーウォール公募2010」入選(東京都現代美術館)
2010年「世界堂 第6回世界絵画大賞展」協賛者賞(伊研賞)受賞
2011年「TWS-Emerging 2011:168・169・170・171」出展(トーキョーワンダーサイト本郷)
2013年「トーキョーワンダーシード2013」入選
2013年「上海 Shanghai Joshibi Art Gallery Award ドローイング コンペティション」入選
2014年「女子美スタイル2013 超少女(ULTRA GIRL)」選抜(東京都美術館)
2014年「第1回CAF賞」入選
2014年「アートアワードトーキョー丸の内2014」神谷幸江賞受賞
2014年「トーキョーワンダーウォール公募2014」入選
個展
2010年「adolescence end」ヲウチギャラリー(ニューヨーク)
2010年「untitled」ギャラリー銀座フォレスト(東京)
2014年 齋藤アンナ展「禁猟 ~両性具有者の森~」ヴァニラ画廊(東京)
2014年「巨大な悪魔の背を下り、再び現世に誕生す。」gallery fu(神奈川・横浜)
他 出展、入賞多数
主に日本国内で制作・展示活動中


カテゴリー: exhibitions

10月、11月のスケジュール

10/3(火)~10/15(日)
exhibition
石山あゆみ|篠原詩織
まぶたのうら

2017年春、東京藝術大学大学院(油画)を修了した新進の美術家、石山あゆみと篠原詩織による展覧会。日常の中で出会うデザインやキャラクターなどのイメージを絵画の世界に静かに閉じ込め、その中で生命を与えることを試みる石山あゆみ、また、日常の何気ない風景を独自の視点で捉え直しうつしだす篠原詩織のインスタレーション。目に映った実像と、目を閉じだなかに残る残像、あるいはイメージ、そのどちらも愛おしいというふたりの、そこから生みだされる作品にひかりをあてる。


11/11(土)~11/19(日)
group exhibition
神島美明|山本喜久夫
三橋康弘|大森康生
大内雅史|磯部剛弘
鉄道でめぐる四季
6人のフォトグラファーがそれぞれの視点で捉えた「鉄道と四季」をテーマとした写真展を開催。30数点の写真作品に加えて、鉄道関連のグッズなども展示。